入試制度の変更について


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 すでにご存知の方も多いと思いますが、来春からセンター試験の理科・社会の
教科選択が変更になります。平成25年度以降の入試については、社会、理科と
も4単位教科(1週間に4時間の授業を1年間履修するもの)のみの選択とする
大学が大部分になるだろうと予測されます。したがって必然的に恵那高校では1
年次に履修した現代社会は入試科目から除外されることでしょう。よって公民で
は、倫理・政治経済のみが入試科目となることが予測されます。志望大学の来年
度の入試科目がどうなるのか、しっかり見守ってください。
 さて、来春の入試ではもう1つ大きな変更点があります。それは、理科・社会
の試験の実施方法です。これまでは、理科は理科1(生物T、総合理科B)理科2
(化学T、総合理科A)理科3(物理T、地学T)をそれぞれ1科目選択、社会は
地理歴史(日本史A、日本史B、世界史A、世界史B、地理A、地理B)、公民(現代
社会、倫理、政治経済)からそれぞれ1科目を選択する(選択したい科目がない
場合は受験しなくても可)方式でしたが、来春からは、理科(化学、生物、物理、
総合理科A、総合理科B)から1科目または2科目、社会(地理A、地理B、日本史A、
日本史B、世界史A、世界史B、現代社会、倫理、政治経済、倫理・政治経済(新))
から1科目または2科目の選択となります。科目だけを見ると、社会に倫理・政治
経済が新設されただけで、大して変わってない印象を受けることとは思いますが、
理科、社会にはかなりの違いがあります。違いは大きく分けて2つあります。

1.試験時間の変更
 これまでは、理科・社会ともに各科目60分の試験でしたが、今後は1科目選択
者は60分、2科目選択者は120分となります。すなわち、2時間ぶっとおしで
試験に取り組むだけのスタミナと集中力が試されるわけです。これは受験生にとっ
てはかなりの精神力が必要となるでしょう。

2.失敗は許されない
 これまでは、受験する科目のなかで、高得点の科目を選んで国公立の2次試験に
出願していましたが、今後はセンター試験の願書の第1選択科目が自動的に判定に
採用されるようになります。どういうことかというと、これまでは、理科1科目が
2次試験の出願に必要な場合、化学と物理というふうに2科目受験してみて、その
うち高得点の科目で出願できていたのですが、今後はセンター試験の願書に記入し
たの第1選択科目の得点で出願しなければならないということです。受験してみて
から決めるのではなく、出願の段階で採点科目を決めなければならないのです。
よって、出願前にどの科目を第1選択科目とするかしっかり検討するとともに、第1
選択科目については、失敗は許されないことを日頃から意識して取り組むことが必要
です。

 尚、上記の情報は、2011年11月現在のものです。入試制度は毎年のように
変化していますので、志望大学におかれましては、こまめにチェックすることをお勧め
いたします。


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