恵那高校の弱点

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 恵那高校には1つ大きな弱点があります。それは、指導する先生が生徒を
信用していないという点です。そんなことはないと思われるかもしれませんが、
残念なことに疑いようのない事実です。これによって大幅に進学実績を落として
いるといえるでしょう。
 具体例を挙げましょう。一般に進学校といわれる高校では、学年が上がるほど
宿題の量が減り、生徒が自主的に各自の志望校を目指して自分で考えて勉強する
時間が増えてくるのが普通です。ところが、恵那高校では、生徒の自主性に任せ
ることはせず。宿題や予習のためにかかる時間がほとんど変わりません。はっき
り言いますが、学校の授業をちゃんと理解していれば合格できるのは、高校入試
までです。大学入試は入試のための勉強をしなければ合格できません。ここ数年
で生徒の自主性を認めない方向に変わってしまい、かつての自由で個人を大切に
する恵那高校の伝統は失われてしまったと感じています。確かに以前のような学
力以前に学習に対する姿勢を疑うような、高校生として話にならない生徒は減り
ました。見た目は良くなったのは間違いないのですが、それ以外はむしろ悪くな
ったとしかいいようがありません。生徒を縛り付けるのは高校の裁量ですが、進
学校としては恥ずかしいですね。このままの状態が続くのなら、中津高校に追い
越されるのはそう遠い日ではないでしょう。
 また、恵那高校の生徒は良くも悪くも学校の先生のいうことをよく聞きます。
宿題をやらない生徒は以前と比べると格段に減りました。おそらく、中学校の頃
学校の授業をしっかり受けていれば、高校入試で結果を出せたことが成功体験と
して刻み込まれているからでしょう。これは生徒にとっても、高校にとっても全
くもって残念なことです。ご存知の方も多いかもしれませんが、今の大学1年の
世代は、恵那高校にとっても、また東濃学区全体にとっても、学力的にみて近年
では1番の当たり年でした。ところが恵那高校の進学実績は前年から大きく伸び
てはいません。多治見北高校が名古屋大学合格者を倍増(14名→28名)させ
たのとはっきり明暗が分かれました。ちなみに恵那高校は増減なし(14名)で
した。多治見北高校の夏休みの宿題は恵那高校の3分の1くらいです。恵那高校
の方が城陵祭などの学校行事にかける時間が圧倒的に長いにも関わらず、宿題は
多治見北の3倍。これでは受験のために自主的に勉強できるはずもありません。
ちなみに、高1では恵那高校も多治見北高校も宿題の量は大して変わりませんが、
高2から恵那高校のほうが多くなり、高3では普段の分量もかなり多くなります。
後から振り返ったとき、学校の宿題ではなく、受験勉強をしておけば・・・・と後悔
している卒業生は相当数に上ることでしょうね。


 

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