Q & A

トップページへ戻る

このページはサイトをごらんの皆様から寄せられた疑問や、塾生の保護者様からよく聞かれることなどを質問形式でまとめたものです。
また、質問は随時受け付けておりますので、下のリンクからお願いいたします。


ご質問はこちら

Q.志望校に合格するために一番必要なことは何ですか。

A.まず、本当に必要なものは学力です。こういってしまうと身も蓋もないので、どうすれば学力が向上
するかをお伝えします。僕の私見ですが、必要なものは2つあると思います。似たようなことなのですが、
1つはプラス思考であることだと思います。いつでも前向きに志望校に向かえる生徒はそう数多くはいま
せん。結果に落ち込んで途方にくれる生徒と、悪い結果からも何かプラスのものを得られる生徒では、これを
積み重ねると大きな差になります。落ち込んでも友達はなぐさめてくれるかもしれませんが、厳しいようですが、
大学入試は全て自己責任です。願書をどの大学に出そうが、合格、不合格も含めて、自分以外の誰かのせいに
できるわけではありません。志望校に合格できるだけの勉強をしないと、不合格になるだけです。苦しい中に
喜びを見つけられることこそプラス思考です。
 もうひとつは“勉強する”ことです。勉強なんて誰でもやっていると思ったら要注意。“勉強している”つも
りが、“勉強させられている”状態に陥ってしまいがちなのです。中学校までのように、学校の宿題をこなす
ことが勉強だなんて甘えは許されません。ただ何となく宿題をこなすだけでは、学力にはつながりません。塾生に
よく話すのですが、ただ宿題をやらされているだけなら、宿題なんてやる必要はないと僕は思います。勉強は誰の
ためにやっているかといえば、自分のためです。学習時間はそこそこなのに成績がついてこない生徒のほとん
どがこのケースです。大事なのは宿題をこなすことではなく、自分を向き合って自分のための勉強をすること
です。僕個人は宿題をすべてもれなくやる必要は全く無いと思います。通知表は多少下がるかもしれませんが、
推薦入試以外で通知表が大学に送付されるようなことはありません。例外として、今年(2011)の東北大
の入試では、大学のキャンパス(すべて仙台市内)が全て後期日程入試の前日に東日本大震災に被災したため、
急遽、後期日程入試を中止し、センター試験結果に、出身高校の発行する調査書を加味して判定を行うという
発表がありましたが、今後も度々起こることではないでしょう。とにかく高校では自己責任で道を切り拓くた
め、自分のために勉強することが重要です。

Q.大学の学費って実際いくらくらいかかるの。

A.進学する学部にもよりますが、私立大学なら大学に支払う授業料、設備費等と、大学生協などの会費を合わせた初年度
の年間の費用はトータルで文系120万円、理系140万円といわれています。ただ、東海地方に限っていうと、平均よりやや安
く100万円前後の大学が多いです。また、国立大学については文系・理系、学部を問わず一律授業料年間535,800円+入学
金282000円となっています。公立大学については所在地の地域外の生徒は費用(主に入学金)が高くなる大学も多く、国立
大学よりやや高い大学が多いです。ただし、入学金は私立大学より国公立大学のほうが高いです。ここまで読まれた方の中に
は、国公立大学の学費が意外と高いと感じられた方もいるかもしれません。これは私立との費用格差を是正するという名目で、
自民党政権下で値上げを続けてきたためで、入学金は筆者が受験生だった89年(平成元年)が185,400円(消費税3%含む)
でしたが、現在は282,000円(+52.1%)となっており、年間授業料も336,000円から535,800円(+59.5%)へ値上げされ
ていますので、昔ほど私立大学と国公立大学の費用の差はありません。ただし、私立大学の医学部、歯学部に関しては入学
金を含めた初年度の費用が500万円を超える大学も相当数ありますので、医学部、歯学部を目指すなら国公立大学がかなり
割安といえます。


Q.中学3年生の保護者ですが、どこの高校が一番いいと思いますか。


A.生徒の性格、現状の学力がわからないので、一般論としてお答えします。まず第一に本人の志望校がはっきりしているなら、
生徒本人の行きたいところへ進学するのが一番です。とはいえ親の目からみて、志望校が合っていないと感じる方もおられるで
しょう。まず、生徒自身で将来何になりたいかはっきりしているかどうか、その進路には学力が必要かどうかを考えてみてください。
例えば、医師や、弁護士、公認会計士といった高度な学力を要する職業を目指すなら、学力が伸びる高校へ進学するのがいいで
しょう。教師の質や、カリキュラムなど、総合的に見て一番学力を伸ばすのに最適な高校は、東濃学区では多治見北高校でしょう。
質、量ともにかなりのレベルにあると思います。ただし、多治見北高校は、生徒の学習面に対してやや過保護な面があります。大
学入試の感想を聞いて周りの人間が気になり力が出し切れなかったとか、となりの貧乏ゆすりで集中を妨げられたとか、どこにでも
ある些細なことに気をとられるのは、圧倒的に多治見北高の生徒に多いです。おそらく普段から勉強している人に気を使っている
ことの裏返しなのでしょうが、精神的にたくましくはならないことを示しており、学習面以外には課題もあると感じます。一方で保護者
の時代の高校生らしい高校生活を送ることを望むなら、恵那高校でしょう。良くも悪くも城陵祭という学校祭でのクラスの一体感と盛
り上がりは熱狂的です。ただし、高3の夏休みという大事な時期を、学園祭の演劇の準備にあてなければならないことは、学習面で
はかなりの痛手です。とはいえ進学実績もここ数年はかなり健闘していることと、高校生活の充実度を考えればトータルでは一番か
もしれません。ただ、最近弱点がはっきりしてきましたので、トップページから恵那高校の弱点もご一読下さい。中津高校につきまし
ては単位制になってまだ2学年しか卒業生を出していませんが、単位制を導入するとたいていの高校は目に見えてレベルが下がる
ものなのですが、中津高校に関してはあてはまらないかもしれません。以前と比べて人気になっており、ここ数年は同地区の恵那高
より入試の倍率が高くなっていることもあり、勢いでは恵那高より上でしょう。また、各学年2クラス(1年は2クラス、2年、3年は文系、
理系各1クラス)設けている特進クラスの学力レベルはかなりのものがあり、また、1年ごとに入れ替えがあるので、特進クラスに入
れるよう、また残れるように成績上位陣が競争意識を持ってがんばるといういい流れができている面もあります。今後は恵那高校を
超えられるかどうか注目です。



Q.中学校ではできる方だったのに、高校に入学したとたんに授業についていけなくなりました。なぜでしょう。

A.大きく分けて原因は3つあると思われます。1つ目は高校入試が終わったことで生徒自身の気が緩んでしまっていること。2つ目は中学までの学習内容と、高校の学習内容では全くレベルが違うこと、3つ目は高校の授業の進度が非常に速いことです。これから高校に入学する生徒は、高校に合格した余韻に浸るのは入学までにして、入学してからはじめての定期試験である前期中間試験(6月下旬)までは、重点的に学習に時間を割くことが必要です。なぜなら、ここでうまくペースをつかんで波に乗れるかどうかで、その後の成績が大きく左右されるからです。特に入学後からゴールデンウィーク終了までの約1ヶ月は、本当に大事な期間です。そのつもりで頑張ってください。また、中学校までのように定期テスト前だけ勉強していては実力にはならず、結局模試など実力を試される場面で痛い目にあうので、高校に入学したら、日頃から学習する習慣をつけるましょう。


Q.今、学校の授業が全くわかりません。復習が必要なのはわかるのですが、何からはじめればいいですか。

A.この質問に関しては、何よりもこの状態にならないようにすることが大事です。ここから立ち直るには大きなエネルギーが必要だからです。残念ながらこの状態になってしまっている生徒は、学校の先生や、塾の先生など、その教科の全体像が見えている人のアドバイスを受けてください。自分ひとりでこの状況を打破するのはかなり厳しいですし、努力したほどの成果が出ないことも多く、気持ちが萎えてしまい、かえって状況が悪くなることさえあります。まずはある程度の経験を積んだ指導者に、あなたの志望校や学力レベルなどによって、その教科、その単元、その内容がどの程度重要かを判断してもらって、その上で指導を仰ぎましょう。ただ、立ち直るにはかなりの労力と根気が必要になるので、それなりの覚悟を持って臨んでください。





inserted by FC2 system